スタッフBLOG

「 屋根裏部屋がほしい!」

2022年 08月 05日 (金) 11:58

お部屋の開放感やインテリアの一部としても魅力あるロフトですが、せっかくつくったのにほとんど使わなくなるという声も聞くと、心配になりますよね。

そこで、毎日でも使いたいロフトの実用性をアップするための、ちょっとした考え方によって変わる違いを見ていきましょう。

天井の低い部屋の上にロフトをつくると便利

最近では、2.7m以上の天井高で開放感あるリビングを実現する住宅会社も増えて来ました。しかし、そのままロフトを天井の上につくると、3m以上から見下ろす高さになります。

高いところが苦手な方は、怖くて使わなくなってしまうこともあるようです。

このような場合は、天井が低くても問題ない収納や和室などの上に、高さを抑えたロフトをつくることをおすすめします。

開放感あるリビングの天井高や、収納や和室などの使い勝手はそのままに、気軽に上り下りできる実用性の高いロフトが両立できます。

天井高が低いほうが落ち着くと言われる和室は、2.1〜2.3m程度の天井高でつくられることもあります。リビングに和室を隣接して作る場合であれば、天井高の低い和室の上にロフトを作れば、高すぎて怖くならないリビングロフトが実現できます。

天井高が低いほうが落ち着くと言われる和室は、2.1〜2.3m程度の天井高でつくられることもあります。リビングに和室を隣接して作る場合であれば、天井高の低い和室の上にロフトを作れば、高すぎて怖くならないリビングロフトが実現できます。

段差を利用したロフト

ロフトの高さを下げる方法は、屋根勾配によるロフトの天井高を確保するためにも有効です。

屋根勾配によっては、ロフトの天井高が低くなりすぎて、上り下りがしにくくなることがありますが、スキップフロアのように段差を付けて低い位置のロフトを作ると、上り下りがしやすくなります。

それぞれの、ロフトの天井高は1.4mに抑える必要がありますが、段差による高低差を付けることで、天井高以上の開放感が増す効果も期待できます。

屋根勾配にロフトをつくった場合、屋根勾配で天井高が低くなるために出入りしにくくなる場合がありますが、クローゼットなどの天井高が低い部屋を利用して、ロフトの床を低くすることで、ロフトの天井高を確保することができます。

屋根勾配にロフトをつくった場合、屋根勾配で天井高が低くなるために出入りしにくくなる場合がありますが、クローゼットなどの天井高が低い部屋を利用して、ロフトの床を低くすることで、ロフトの天井高を確保することができます。

屋根勾配にあわせて段差をつけてロフトを設けることで、登り降りもしやすくなり、ロフトの天井高も上限の1400mを確保できます。

屋根勾配にあわせて段差をつけてロフトを設けることで、登り降りもしやすくなり、ロフトの天井高も上限の1400mを確保できます。

https://iemaga.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/07-3.jpg

廊下にロフト

秘密基地感のあるロフトは、子ども部屋にも人気ですが、限られた部屋のスペースにはとても小さなロフトしかつくれないと思われていないでしょうか?

天井高が低くなる、ロフトの下の圧迫感やハシゴの位置が気になる方もいらっしゃるでしょう。

実は、隣接する廊下の上をロフトにすると、部屋の広さに縛られずに広いロフトを実現することができます。さらに収納スペースの上も繋げて活用すれば、さらに広くなります。

ロフトが真上にあることによる圧迫感も避けられますし、むしろ子ども部屋の床面積以上に空間が広がり、開放感が得られる配置となります。

廊下の上にロフトを作ることで、ハシゴを壁側に寄せることができるので邪魔になりません。
ロフトで天井が低くなる部分もないので、とても開放的に部屋を利用することができます。

廊下の上にロフトを作ることで、ハシゴを壁側に寄せることができるので邪魔になりません。
ロフトで天井が低くなる部分もないので、とても開放的に部屋を利用することができます。

ロフトにあえて間仕切りカーテンを

明るく開放感あるのが魅力のロフトですが、むしろ開放感がありすぎてロフトで過ごすときに落ち着かない場合もあります。

また、下から見えてしまうのが見苦しいため、収納スペースとして置くものを選ぶ必要があり思ったほど収納力を活かしにくいかもという心配もあるでしょう。

さらに、ロフトが空間を広げてくれる反面、冷暖房効率が下がることもデメリットです。なかなか思った室温にならずに、ロフトを眺めながら歯がゆく感じるかもしれません。

そこで、ロフトにカーテンを取り付けることを計画しておくのをお勧めします。

あらかじめ開口部をカーテンでピッタリ塞ぐことができるように設計しておけば、カーテンを閉めて空調効率を上げることができます。

ロフトの目隠しにもなり、中に籠もって集中して作業したい場合にも便利です。

あらかじめカーテンレールの位置や、開口部の取り方を考慮しておくと、隙間なく美しくカーテンで塞ぐことが出来ます。急な来客で見られたくないものを収納している場合も安心ですね。

あらかじめカーテンレールの位置や、開口部の取り方を考慮しておくと、隙間なく美しくカーテンで塞ぐことが出来ます。急な来客で見られたくないものを収納している場合も安心ですね。

気を付けたい3種類のシロアリ

2022年 07月 22日 (金) 15:18

今回から、シロアリについてお伝えします。

ある施主様が、新築から5年目を迎え、シロアリ防除のことを調べはじめて驚かれたのが、実はシロアリは1種類ではなかったということです。

<施主様の調査と思い>

シロアリは一種類と思っていたのですが、新築時に施されたシロアリ防除処置では防ぐことができない種類のシロアリまでいることが分かりました。シロアリ防除は、建築基準法で定められているから安心と完全に思い込んでいたのですが、この5年間も万全ではなかったと言えます。

一般的にイメージされる、浴室の土台などの湿気の多い場所の木材を好むのはヤマトシロアリです。イエシロアリも湿気を好みますが、自分で水を運んで湿らせることができるので、乾燥した柱などにも被害が及びます。この2種類のシロアリは、床下の薬剤処置で防ぐことができます。

しかし、アメリカカンザイシロアリは、飛来や輸入家具の木材の中に潜んで侵入するため、床下の薬剤処置だけでは効かないのです。

わが家は、輸入家具は利用していませんが、飛来してきたアメリカカンザイシロアリが、屋根裏の乾いた柱をかじるということもあるそうなので恐ろしいです。ちなみに、乾いた木材を食害するシロアリを「乾材シロアリ」と括って呼ばれることもあるようです。

日本で生息する主な3種類のシロアリです。風通しが良く、木材が乾燥していればシロアリの被害を受けにくいと思っていたのですが、それはヤマトシロアリからのイメージだったようです。

日本で生息する主な3種類のシロアリです。風通しが良く、木材が乾燥していればシロアリの被害を受けにくいと思っていたのですが、それはヤマトシロアリからのイメージだったようです。

他にもう一種類、あまり聞かない種類ですが「ダイコクシロアリ」の計4種類が日本に生息する白アリです。

ちなみに、アメリカカンザイシロアリの防除法として、現在「ホウ酸」による防除法が一般的です。

耐震性能を保つための”超”基礎知識

2022年 06月 13日 (月) 09:52

ポイント①

構造設計の重要性

◉木造住宅の多くは建築基準法で定めた壁量計算で耐震性能を検討している。壁量計算とは耐力壁の強さ(許容せん断耐力)に応じて設定された壁倍率を用いて、決められた壁量を満たすように計画する手法だ
◉壁量計算は仕様規定であり、規定の耐力壁の量を満たせば法で定めた耐震性能が確保できるように考えられている。この手法を用いると「決められた仕様を守ればよい」という考え方になる
◉間取りの自由度を保ちながら耐震性能を確保するには、「決められた仕様を守ればよい」という考え方から「必要な性能を確保するにはどうするか」という考え方に変える必要がある
◉そのための手法が構造設計だ。構造設計には多様な手法があるが、木造住宅の場合、「木造軸組工法住宅の許容応力度設計」の許容応力度設計法が普及しつつある
この設計法により構造設計を行うことで耐震性能を確保しながらプランの自由度は大幅に高まる

ポイント②

建築基準法は倒壊を免れる程度の耐震性能

◉建築基準法は建物の最低基準を定めたもの。耐震性能については、大地震時にぎりぎり倒壊を免れて、人命を守れる程度の耐震性能を前提として壁量計算などの仕様を規定している
◉品確法の性能表示制度においては、建築基準法で定めた耐震性能を耐震等級1と位置づけている。その上で大地震時の被害がより少ない等級 2・3という上位等級を設けている
◉注意が必要なのは「耐震等級1=壁量計算を満たす」ではないことだ。品確法では耐震等級を評価するために建築基準法にはない規定を設けているためだ
その規定に従って耐震等級1となるように壁量を求めると壁量計算とはまったく異なった結果が出る
◉品確法の耐震等級1の場合、軽い屋根で壁量計算の1.2倍強、重い屋根で1.4倍弱の耐力壁が必要になる。品確法の目標性能に照らすと建築基準法の壁量では倒壊のおそれがあるということになる