スタッフBLOG

耐震性能はどれだけ変わるの?

2024年04月19日(金) 11:42

固い地盤と軟らかい地盤で耐震性能はどれだけ変わるの?

軟らかい地盤ほど大きく・ゆっくり揺れる

同じ地震動でも地震被害が大きくなりやすい

固い地盤は岩盤のような地盤

軟らかい地盤はN値が低い粘土や砂地などの地盤

N値とは地盤の固さを示す値のこと。軟らかい地盤ほどN値が低い)

地震動と地盤の関係はよく分かっていない点もあるけど、

同じ地震動でも軟らかい地盤ほど地震動が増幅されて強く揺れる

地盤の固有周期の影響もある。

周期1~2秒の揺れは「キラーパルス」と呼ばれ、

低層の木造住宅と共振して被害を大きくする。

「人生100年時代の住まい」事業で募集開始 支援付住宅など

国土交通省は

『人生100年時代』に生きる高齢者や障害者、子育て世帯などが安心して健康に暮らせる住環境の整備を促進することが目的。ライフステージに応じて変化する居住ニーズに対応したモデル的・先導的な事業に対し支援を行う。

募集するテーマは、

(1)課題設定型

(2)事業者提案型

(3)事業育成型

(4)支援付き住宅型

(5)子育て住宅型

(6)子育て公営住宅型

の6テーマ。住宅・施設の建築主や管理者、生活支援サービスの提供者などが対象となる。

補助率は、調査設計計画費が3分の2、住宅整備費のうち建設・取得が10分の1、改修が3分の2、技術の検証費、情報提供・普及に要する費用が3分の2。1案件あたりの上限額は育成型が500万円、その他が3億円。応募の締め切りは、(1)(2)(3)が7月11日と9月26日。(4)(5)(6)が12月13日。

補助率と上限

https://www.s-housing.jp/wp-content/uploads/2024/04/240417_100y1.png

(1)「課題設定型」では、ひとり親向けシェアハウス、IoT活用による子どもの見守りなど子育て世帯向け住環境の整備、こども食堂など多様な世帯の互助を促進する地域交流拠点の整備、長く健康に暮らせる高齢者住環境の整備、住宅団地の再生につながる地域の居住継続機能整備などへの取り組みを支援する。(3)「事業育成型」では、(1)課題設定型、(2)事業者提案型の事業化に向けた調査・検討事業に対して支援を行う。 (4)「支援付き住宅型では、多様な世帯への住まいの提供と、見守りや自立支援を併せて実施する取組、(5)「子育て住宅型」では、子育て世帯への住環境の提供と、見守りや自立支援を併せて実施する取組が対象。(6)「子育て公営住宅型」では、公営住宅ストックを活用し、子どもを産み育てやすい環境を整備する取組を支援する。

2024年4月17日

“我慢の省エネ”

2024年04月04日(木) 10:19

断熱性能が高まるほど光熱費は上昇
“我慢の省エネ”の現れか?

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今回のアンケートでは、具体的な光熱費の額について聞いた。冬(2月)の金額を見ると、最も多いのは「1万~1万5000円未満」の29.3%。全体では2万円未満が6割を超えている。全国平均は2人以上の世帯で2万9986円(総務省「家計調査」2023年2月分)なので、性能のボトムアップが進む新築では確かに暖房負荷が減っていると見てよさそうだ。

ただ断熱等級の別に見ると、上位等級になる(断熱性が高い)ほど一定以上の金額になる傾向が見られる。等級7は約4分の1が「1万5000~2万円未満」なのに対し、等級4や5では1万5000円未満が半数近くなっている。断熱性が低い住宅に住む人ほど、いわゆる“我慢の省エネ”で、暖房の使用時間が短くなる傾向がうかがえる。

また、空調の運転方法別では「一日中つけっぱなし」よりも「人がいるときだけ使用する」「極端に寒い時だけ使用する」のほうが、光熱費の金額が低い傾向も見られた。高断熱住宅で無暖房というよりは、これも “我慢の省エネ”を表す結果だと言えるだろう。

夏(8月)は冬よりも金額にばらつきが見られるものの、月1万5000円未満が5割以上を占めている。