スタッフBLOG

コンセントの配置

2024年 08月 07日 (水) 17:23

間取りが決まったらコンセントの配置へ

注文住宅の打ち合わせでは、間取りが決まると、コンセント・スイッチを決める流れになります(場合によっては照明も同時に決めます)。

コンセント・スイッチの高さを確認

コンセント・スイッチで意外と忘れがちなのが設置する高さです。特に何も指定しなければハウスメーカーや工務店の標準の標準の高さで設置されますが、もちろん自由に変更することができます。コンセント・スイッチの高さを確認した上で、必要であれば高さを変更しましょう。

私たちが建てたハウスメーカーの場合、コンセントは床から300mm、スイッチは1200mmが標準です(高さの基準は床からスイッチの上面まで)。

私たちの場合は、コンセントを床から180mmに変更。壁付けコンセントは、床付近で使用する機器(空気清浄機、ロボット掃除機、サーキュレーター、フロア照明など)で利用することが多い多いため、床に近い方が使いやすい上に、意匠的にもすっきりして見えます。

細かいことですが、誤って子どもがペンなどでコンセント接点を触ってしまわないようシャッター付きのコンセントもあります(Panasonicでは「扉付コンセント」と呼びます)。小さなお子さんがいる場合は検討の価値ありです。

コンセントを標準仕様の床から300mmを180mmに変更しました。

コンセントを標準仕様の床から300mmを180mmに変更しました。

また、床ではありませんが、カップボードやデスク上などのコンセントも天板に近い位置にコンセントを設置すると見た目も使い勝手もよくなります。

スイッチの高さは標準から変更しませんでしたが、建具の取っ手の高さに揃えると見た目がスッキリすると言われることもあります。スイッチの高さも検討してみてください。

コンセントの場所の決め方

使用する可能性のある機器と使う場所を書き出しておくと、「欲しい場所にコンセントがない」「数が足りない」という後悔を減らすことができます

レコーダーやゲーム機、空気清浄機、電子レンジや炊飯器といった常設する家電はもちろん、ホットプレートやブレンダーなど使うときだけ出す家電、加湿器、除湿器、サーキュレーターといった季節家電、スマホやモバイルバッテリー、カメラといった持ち運びする機器で利用するコンセントも忘れずに。

付けて良かったコンセント

個人的に付けて良かったコンセントを紹介します。

ベッドの枕元コンセント
寝室のベッドの枕もとには、照明のスイッチとあわせてコンセントも設置しています。スマートフォンやタブレットの充電のために設置しましたが、わが家で一番利用頻度が高いコンセントかもしれません。就寝時にスマートフォンが枕もとで充電しておけるので非常に便利です。

使用頻度の高い付けて良かったと思うところNo.1のベッドのヘッドボードに設置したコンセント。

使用頻度の高い付けて良かったと思うところNo.1のベッドのヘッドボードに設置したコンセント。

ちなみに、100VのUSB端子を埋め込むこともできますが、わが家は採用していません。USBの規格はUSB TypeAからUSB Type Cに主流が変わり、充電方式もUSB PowerDeliveryという規格が登場したように、将来より新しい規格が登場する可能性もあります。

見た目はスッキリするので採用してもいいとは思いますが、長期的な視点では通常の100Vコンセントが汎用性では勝ります。

スタンドライト用のコンセント
玄関には間取り計画時からスタンドライトを設置しようと思っていたために、コンセントを設置していました。欲しい場所にコンセントを計画できるのは注文住宅ならでは。冬にはクリスマスツリーの電飾にも使えます。

はじめからここにライトを置くことを決めていたため、コンセントを設置。

はじめからここにライトを置くことを決めていたため、コンセントを設置。

スマートリモコン用のコンセント
複数の赤外線リモコン対応の家電製品などを操作することができるスマートリモコン。わが家はSwitchbotハブミニを使用していますが、寝室やリビングなどにSwitchbotハブミニ用のコンセント設置しています。

赤外線はW-iFiと違って壁や扉で遮られると届きません。使いたい機器から見える場所に設置する必要があるため、設置場所を念入りに検討する必要があります。

リビングの家電をコントロールするためのスマートリモコン用のコンセント。スマートリモコンを利用する部屋ごとに設置が必要です。

リビングの家電をコントロールするためのスマートリモコン用のコンセント。スマートリモコンを利用する部屋ごとに設置が必要です。

Wi-Fiルーター用のコンセント
Wi-Fiルーターを設置する場所にあわせてコンセントを設置して置く必要があります。わが家の場合、2階はファミリークローゼットの枕棚の上、1階は寝室押入れの枕棚の上がWi-Fiルーターの設置場所です。3階には情報分電盤と呼ばれる機器があり、その中にWi-Fiルーターを設置しています。

2階ファミリークローゼット内のWi-Fiルーター。置き場所にあわせてコンセントを。

2階ファミリークローゼット内のWi-Fiルーター。置き場所にあわせてコンセントを。

キッチンコンセント
キッチンによってはキッチン本体にコンセントを設置することができます。キッチンでブレンダーや低温調理器などを使用する際に活用しています。カップボードや周辺コンセントから延長コードを繋ぐ必要がないため、付けて良かったコンセントです。

コンセントは後悔ポイントとしてもよく挙げられる項目です。つけ忘れがないよう、利用する家電機器とセットでよく検討するようにしましょう。

家族のかたち

2024年 07月 27日 (土) 10:54

子ども部屋の広さは? 将来どうする?

DATA▶︎注文住宅の居住人数は3人以下が6割に
施主の声▶︎「住み始めてみると6畳は少し広すぎて4.5畳で満足」

https://www.s-housing.jp/wp-content/uploads/2024/06/kyokasho_anke_2-640x347.png

・ 設計の段階から子ども部屋という決めつけをせず、フリールームとして考えました。仕切りは家具(造作の2段ベッド)のみで空間を広く使うようにしました。子どもが家を出たら、趣味の部屋にします。 

・ 4.5畳×2つで真ん中を仕切れるタイプに。モノが増えて追加収納が必要になったら20畳の主寝室や裏庭、床下で調整します。  家づくり中は6畳あれば広く、4.5畳あれば十分な広さと考えていましたが、実際に住み始めてみると6畳は少し広すぎて4.5畳で満足な広さだと感じました。しかし・・・

住宅適齢期:どんな家を何歳で建てるのがいいか?

2024年 07月 26日 (金) 16:25

DATA▶︎注文住宅は45%が30歳代で建築(建て替え除く)
施主の声▶︎「30代が現実的かつ理想の年齢」

https://www.s-housing.jp/wp-content/uploads/2024/06/kyokasho_anke_1-640x347.png
30代前半に家を建てるのが無難だと思います。住宅ローン35年と考えると、定年退職する65歳前後に返済が完了し、金銭的に負担の少ない年齢だからです。中古住宅で住宅取得時の平均年齢が上がっているのは、正社員として働ける年数が短いため、価格的に抑えられるからだと思います。「予算が家を建てる」という言葉があるように、十分に返済可能な見通しがつく年齢で家を建てるのが良いのではないでしょうか。予算は人それぞれですが・・・

子どもがいる(将来子どもを望む)世帯であれば、特に子育てに手のかかる子どもが小さいうちに家を建てる方がより恩恵を受けることができると思うが、温熱的には小さい家が好ましいため、子どもが巣立ったあとに建てるのが個人的な理想ではある。しかし住宅ローン返済を考えると早期に建てた方が良い。また20代は比較的収入が低いため、30代が現実的な理想の年齢かと思う。どんな家がいいかについては・・・