スタッフBLOG
人工降雨
2018年 08月 03日 (金) 09:26
中国で史上最大規模の人工降雨の実施計画が検討されている。
「天河行程」
慢性的な水不足に悩む中国では、第二次世界大戦後から人工降雨を続けているが、今回の計画は宇宙工学までも駆使して、スケールも圧倒的。
チベット高原方面に大量の人工降雨装置を配置して、160万平方キロの範囲に雨を降らせる構想。
日本の空への影響が気にかかる。
天河計画は「空中の南水北調」とも呼ばれる。 (南水北調:中国南方地域の水を北方地域に送り慢性的な水不足を解消する構想)
インドモンスーンが運ぶ水蒸気をチベット高原で雨に変える。実行すれば最大で年間100億トンの水量確保が見込まれるということだ。
ただし、専門家の間には慎重意見もあって、計画の検討はまだ続く。 直ちに実行というわけではないらしい。(産経外信部)
雨が降る仕組みを活用した環境技術
この研究の第一人者、村上正隆特任教授(名古屋大学宇宙地球環境研究所)
人工降雨は、雲に”種”を加えることでもたらされる。
種には
ヨウ化銀の微粒子(雲の頂上部分が氷点下15度など十分に低いとき)
塩化ナトリウム(塩)等の吸湿性粒子(前記より高い氷点下5~0度程度の時)
既に国家事業で、’08年の北京五輪でも直前に雨を降らせておいて、開会式 を晴れにした。
中国大陸で大規模な人工降雨が行われると日本への影響が心配だが、「気流が日本海を渡るとき海から十分な水蒸気が供給されるので影響はありません」(村上正隆特任教授)
人工降雨は世界の40ヵ国で実施され、30ヵ国が高い関心を持っている。
目的は、灌漑用、霧消し、降雹抑制、集中豪雨の緩和などにも使われる。
火星きょう地球最接近
2018年 07月 31日 (火) 08:53
火星が31日、地球に最接近する。
距離5759万キロと、15年ぶりの近さとなる。
既に火星はいつもより明るくなっているが、ひときわ明るく見える時期は9月上旬まで続き、観測する絶好のチャンスを迎えている。
(南東~南の方角を見てみましょう! チクログ)
国立天文台によると、地球と火星は約2年2カ月ごとに近づいているが、軌道や周期の関係から距離は毎回異なる。
今回の最接近は、日本では火星が空に昇る前の31日の午後4時50分。
大阪では午後7時すぎに南東から昇り、真夜中に真南の空に達する。
国内での見え方はほぼ同じで、天文台は「月明かりにも負けずに赤く明るく輝く」としている。
肉眼でも見えるが、望遠鏡を使えば火星表面の模様や、北極や南極にある 「極冠」という白い部分も観察できるという。(産経)
ぜひ今夜 ” 南東~南の方角の空 ” を見てみませんか。 感動があるかも!
子供の熱中症 すぐ病院へ
2018年 07月 21日 (土) 16:01
各地で熱中症の症状を訴えて病院へ救急搬送されるケースが後を絶たない。
特に子供は体温調節機能が未発達で熱中症になりやすいため、こまめな水分補給を促すとともに注視し、ふらつくなどの症状があれば直ちに保護する必要がある。
身長が低い子供は地面からの照り返しを受けやすい上、汗が出る「汗腺」も未発達で体に熱がたまりやすい。 遊びに夢中になったり、自分の体調悪化をしっかりと伝えられなかったりしているうちに症状が重くなることも多く、注意深く様子を見守る必要がある。 子供が喉の渇きを訴えた時点で既に体内から多量の水分が失われていることが多い。 症状が進んで意識障害が出ると自力では水が飲み込めなくなるため、あらかじめ小まめな水分補給を促すことが求められる。
可能性の高い熱中症の初期症状
・ 目まいや立ちくらみのほか、体がだるい
・ 力が入らない
・ 吐き気や嘔吐がする
・ 汗が止まらない、汗が出ない
以上のような症状が出たら、救急車を呼ぶなどして病院へ向かい、早く医師の判断を仰ぐことが必要です。