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薬膳のススメ

2018年07月04日(水) 16:21

「クールダウンには夏野菜」

暑くなってくると、手にするのが冷たい飲み物です。

ですが、冷たいものばかりを食べたり飲んだりしていると、

内臓が冷えてしまいます。

内臓は冷えると働かなくなるので、

過剰摂取は控えたほうがいいです。

でも、暑いのに熱々の飲み物や食事を口にするのは難しいですよね。

そのようなときにおすすめなのが、

クールダウンする食べ物です。

トマト、ナス、キュウリ、ゴウヤなどの夏野菜は

体にこもった余分な熱を冷まします。

トマトは、暑さを取り除くだけでなく、のどの渇きを癒すので、

炎天下でのスポーツやバーベキューの時などにピッタリです。

酸味と甘味で潤いを作るので、

甘酢漬けにして食べると熱中症予防になります。

また、汗をかきすぎると体液が減って血液が粘ります。

トマトの甘酢漬けに薄く切った玉ねぎを入れると

血流が良くなるので、夏の養生の一品としておすすめです。

冷やす性格のトマトは加熱しても冷やすので、

温かいスープにすれば、胃腸を冷やさずに体をクールダウンすることができます。

エアコンで体が冷えた時は、そこにショウガを加えると胃腸が温まります。

食べ物の「冷やす性格」をうまく利用して、暑い夏を元気に過ごしましょう。

主な「冷やす性格」の食べ物

トマト、ナス、キュウリ、緑茶、ズッキーニ、セロリ

豆腐、アサリ、シジミ、モズク、バナナ、チンゲン菜など

(”咲美堂”池田のりこカウンセラー 産経新聞より)